2014/11/20 自転車のスパイクタイヤの作り方 ※2016年12月情報更新
5年ぶりのブログ更新です。
冬が近づいてきたので
自転車のスパイクタイヤを自作しました。
お金はないけど時間はあるって人はスパイクタイヤの自作に
挑戦してみてはどうでしょう。
完成形はこちら
◆必要なもの◆
【材料】
・ブロックタイヤ
・ネジ
・家具のキズ防止フェルト
【道具】
・キリ
・はさみ、またはカッターナイフ
・ドライバー
・ノギス、または定規
◆作業手順◆
1.ブロックタイヤを用意する
2.ネジを打つ場所、必要なネジの本数を決める
3.ブロックタイヤのノブの高さを測ってネジのサイズを決める
4.ネジとフェルトを用意する
5.タイヤの表側からキリで下穴をあける
6.タイヤの裏側からネジを打ち込む
7.タイヤの裏側のネジ頭にフェルトを貼る
★1.ブロックタイヤを用意する
自分の自転車に合うサイズのブロックタイヤを用意します。
太さは2.0インチ以上あると安定感があると思います。
ブロックのパターンは四角っぽいノブのものがよいと思います。
今回用意したのは「CST カエサルコンプ 20"×2.125」
重量が500gと結構重いのがネックですが、価格の安さを重視して選択しました。
2013年にamazonで購入した時は1本1,420円でしたが、
現在は1本1,820円に値上がりしてます。
★2.ネジを打つ場所、必要なネジの本数を決める
※写真はすでに穴を開けたあとです。
常にピンが接地するよう、タイヤのどの場所にネジを打つか考えます。
■ ■
■■
■ ■ ←赤い場所にネジを打ちます
■■
■ ■
今回は一つのパターンに3本のネジを打つことにしました。
真ん中のネジが左右交互になっていますが問題ありません。
次に必要なネジの本数を数えます。
今回のタイヤは1パターンが1周で39回繰り返されているので、
必要なネジは、3×39=117本です。
★3.ブロックタイヤのノブの高さを測ってネジのサイズを決める
ネジを打つ場所にタイヤの表側からキリで穴を開けます。
キリの刃を使ってノブの高さを測ります。
⇒
⇒⇒
ネジの長さはノブの高さ+2~3mmくらいがよいでしょう。
ピンが長過ぎると、ピンがよれてしまい走行が不安定になります。
太さは3mmがちょうどよいと思います。
細ければ耐久性が劣り、太ければ重量が重くなります。
★4.ネジとフェルトを用意する
ネジの種類はタッピングかトラスタッピングがおススメです。
今回用意したネジは「トラスタッピング 3×10mm」
ホーマックで139本入が250円くらいでした。
ネジをタイヤの裏側から打つので、チューブを保護するためにフェルトを使います。
スパイクタイヤを自作する時、一番重要なのがこの材料。
今までいろいろ試してきましたが、フェルトが一番丈夫で軽いです。
今回用意したフェルトは100円ショップダイソーで売っていた
「キズ防止フェルト粘着テープ 100×4cm」です。
※今まで試してNGだったアイテム (ダメな順)
ガムテープ < クリアファイル < ゴム < 布ベルト
ネジの頭がこれらの素材を貫通してしまい、すぐにパンクします。
★5.タイヤの表側からキリで下穴を開ける
ついにスパイクタイヤの作成開始です。
ネジを打つ場所にタイヤの表側から穴を開けます。
音楽でも聞きながらコツコツと進めましょう。
椅子に座ってタイヤを両足ではさみながら作業するとよいと思います。
1~2mmの電動ドリルがあれば作業が楽かも。
★6.タイヤの裏側からネジを打ち込む
下穴が開いたら、タイヤの裏表をひっくり返します。
下穴を開けた場所に傷があるので、そこにネジを打ち込んでいきます。
ドライバーもキリと同じように火起こしするような動作で回すと良いでしょう。
相当な数のネジを打つので、片手でねじるようにドライバーを回すと、
手首を痛めることになります。
★7.タイヤの裏側のネジ頭にフェルトを貼る
ネジの打ち込みが終われば、もう少しで完成です。
フェルトをネジの間隔に合わせて、縦長に切ります。
切ったフェルトをタイヤの裏に貼ります。
フェルトを1.3mm四方にハサミでカットします。
⇒
カットしたフェルトをネジの頭に貼っていきます。
フェルトをカットするのが面倒な場合は、そのままタイヤの裏側に貼っても良いでしょう。
⇒
フェルトを貼り終わったら、タイヤをひっくり返して元に戻します。
これで、手作りのスパイクタイヤが完成!
スパイクタイヤを自転車にセットして真冬の外へ出かけましょう。
【注意】
※自転車にセットするときはフレームに傷がつかないよう気をつけましょう。
※ツルツルのミラーバーンでも走ることができますが、過信は禁物です。
スピードの出しすぎに注意しましょう。
※歩行者と衝突すると相手に大きなけがを負わせてしまう恐れがあります。
安全運転を心がけましょう。
※スパイクタイヤの作成、使用は自己責任です。
※このページを参考に作成したタイヤで事故が起きたとしても一切の責任を負いません。
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↓2016年12月 追記
今シーズンもスパイクタイヤを装着しようと思い、
ちょっとだけタイヤをメンテナンスしました。
1シーズン走った後のピンの状態はこんな感じ。
まだピンの打ち直しはしなくても良さそうです。
タイヤの裏側のフェルトはネジの形に盛り上がっています。
もうちょっとでネジの頭がフェルトからはみ出しそうです。
昨シーズンは、ネジの頭がはみ出して何度かパンクしました。
ダイソーに行って、フェルトを買ってきました。
巻きタイプは売ってなかったので、シートタイプです。
フェルトを細かく切って貼るのが面倒だったので、
縦長に切ってタイヤの裏に貼りました。
これならネジの頭がはみ出さなそうです。
早く路面凍結して欲しいな~。
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